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JR西日本 207系 本ヨトC1編成
JR西日本 207系 本ヨトC1編成
改造種車
TOMIX製JR207系1000番台通勤電車(初回品)
実車概要
片福連絡線(現JR東西線)乗り入れ車両として1991年1月に量産先行車が登場。
量産車との主な違いは1枚窓のような客室扉窓(現在は量産車のドアに交換されている)、 中間付随車サハ207の存在、分割併結装置を持たないクハといった点が挙げられる。
量産車以降207系は3両及び4両で編成が組まれたため、量産先行編成は207系唯一の7両固定編成となった。
登場当初は淀川電車区所属のC1編成を名乗っていたが、現在は網干総合車両所明石品質管理センター所属のF1編成を名乗っている。

―概要―

これはとあるイベント出展用に製作されたもので、 当研究所の車両としてはごく初期のものとなります。
自作に頼らなければならない部分や、初めてパイピングを施したなど 多くの苦労を費やしましたが、
加工的に雑な部分が目立ってしまい結果として完成度を下げてしまいました。
しかし、苦労をして完成させたという事もあり、 当研究所で保有する207系の中では
最も運転会に登場する機会の多い編成となっております。


―開発方針―

・McのTc化及びTc,TC'のスカート加工
・Mのダブルパンタグラフ化及びそれに付帯する配管の加工
・TのM'化及び動力ユニットの設定
・屋上空調機器WAU702BのWAU702化
・0番台特有の床下機器の再現及び客室扉への塗装


―製作手法―

画像をクリックすると別ウインドウにて拡大表示します。

連結器周辺に注目 量産先行車は分割併結装置を搭載していないので、密連下部にある自動解結装置、電気連結器を切除。
それに伴い、スカートの切抜き部分をプラ板で埋める。
写真左の車両は比較用として並べた製品そのまんまのクハ206−1000。
おかげでクモハ206が誕生してしまったという クハ207はクモハ207−1000の車体とクハ206−1000の屋根で製作した。
床板はクモハ207−1000を使っているが機器は全て切除した上で、必要なものだけ取り付けている。
なお、床下については後述のモハ207、モハ206、サハ207についても同様の加工を施している。
妻面は配管モールドを削り、GMのアルミシルバーを吹いておいた。
207系基本番台を製作する際にモハ207の搭載する空気タンク等の位置の関係上、ボディマウントTN化が必須となる。
1枚窓のような客室扉窓は客室扉窓の内側?(表現に困る…)を黒で塗装する事で再現。
モハの搭載する床下機器には一部、1000番台からの流用が利かないものもある。
写真中央のフィルタリアクトルとVVVFインバータがそれで、これらはペーパーによるフルスクラッチである。
なお、上の画像にある空気タンクもプラ棒によるフルスクラッチである。
モハ207のパンタグラフ周りの配管は真鍮線で作り直したが、あまり効果は無いようだ。
207系基本番台の搭載するWAU702は1000番台が搭載するWAU702Bの空調装置端部カバーを削って再現。
写真奥の車両は比較用として並べた製品そのまんまのモハ207−1000(旧製品)。
動力はモハ206に搭載。モハ206はサハ207−1100の車体とモハ207−1000の動力ユニットで構成。
動力カバーを外して、床下機器のパーツを限界まで削って取り付けている。
床下機器では隠せない動力部分は黒色に塗装する事で隠蔽を図った。
量産先行車にしか存在しない基本番台の付随車サハ207はサハ207−1100の床下機器を全て切除し、 画像中央にある2つの床下機器を取り付ける事で再現した。


―完成状態サンプル―


クハ207−1


モハ207−1、2


モハ206−1


サハ207−1、2


クハ206−1

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