[Index]  ⇒  [Development]  ⇒  [富士急行 8000系 8001編成]

富士急行 8000系 8001編成
富士急行 8000系 8001編成
改造種車
MODEMO製小田急20000形
実車概要
富士急8000系は、2代目フジサン特急として2014年に登場。
小田急より譲渡された20000形のうち、1号車、6号車、7号車の3両で組成される。
先頭車はほぼオリジナルの姿を保っているが、中間車についてはバリアフリー対応工事が施され、外観が大きく変わっている。
初代フジサン特急と同じく車体にはフジサンキャラが描かれているが、計58山のフジサンキャラの選出にあたっては「フジサン特急キャラクター選挙」が行われた。

―概要―

6000系に続く富士急譲渡ネタ第2弾として製作に着手。
催事に間に合わせるべく、実車のデビューから3か月で暫定版、翌月に完全版で完成させたという
当研究所としては異例の速さでのモデリングとなりました。
フジサンキャラが描かれた外観を再現するのは、一見すると骨が折れそうな作業ですが
白一色で塗装した後にクリアベースのデカールを貼り付けるだけなので、意外と楽でした。

悔やまれるのは塗装剥離のためにIPAに漬けすぎたことです。
漬けたそばから帯が剥がれていったので1週間くらいで剥離できたと予想されるのですが
シンナーじゃないから長期間漬けて大丈夫だろうと過信して、1か月以上漬け続けた結果
ボディが歪んでしまったのか、ガラスパーツの取り付けについて、一部でハマりが悪くなってしまいました。
IPAも万能ではないんだなと、この作品で身を以て体験することができました(苦笑)


―開発方針―

・中間車のクーラー設置、先頭車のパンタグラフ交換など、屋上機器におけるオリジナルとの差異を再現。
・中間車のバリアフリー対応工事によるオリジナルと外観の差異を再現。
・自作デカールによるフジサン特急特有の装飾を再現。


―製作手法―

画像をクリックすると別ウインドウにて拡大表示します。

先頭車のJR無線アンテナは転用改造の際に撤去されたので、当該をヤスリで削って撤去跡を再現。
パンタグラフ交換に伴い、レイアウトが変更となった配管を再現するため、先頭車の配管モールドを撤去し、パイピングを実施。
TOMIX製PS33Dを使用し、交換されたシングルアームパンタを再現。
パンタグラフが撤去され、クーラーが増設された中間車の屋上を再現するため、クーラーに隠れない部分の配管モールドを撤去。
延長されたランボードはプラ棒で再現。
増設されたクーラーは実物に倣い、ダブルデッカー車より調達。
中間車のバリアフリー対応工事のため、一部が拡大された側面窓は実物を参考にヤスリで拡張。
車端部にあった折戸はパテで埋設。新設された引戸をプラ板で、水切りを真鍮線で再現。
これらの加工部のガラスパーツは、IROMIZUを貼り付けた塩ビ板を使用。
未加工部の客室窓についても、床下を動力車であるデハ20100と交換するのに合わせて、適合部品と交換した。
客室窓が大きく内装が目立つため、改造によって変更となった車内レイアウトも再現することにした。
新たに設置された座席やパーテションについてはプラ棒で再現。
クモロ8001のコンパートメント席は、前1列の既存座席を反転させて再現。
サロ8101のローデッキ部の座席は、撤去した座席の頭部分のみ切り取って設置。
クモロ8001の加工した内装は既存座席に合わせてグレーで塗装し、 サロ8101のパーテションについては白色なので、塗装を省略した。
塗装は以下を使用した。

屋根:灰色9号(GMカラー14)
クーラー:ねずみ色1号(ガイアカラー1005)、 車体:白3号(GMカラー37)
前面:タイヤブラック(MrカラーC-137) + 佐世保海軍工廠グレイ(タミヤカラーTS-67)
床下:黒色(GMカラー10)
塗装変更により車体とスカートが同一色になるとパーティングラインが目立つため、車体とスカートを接合し、スキマのパテ埋めを行った。
後に、床下との組み合わせの際に、車体が広がりに接合部に亀裂を入れることが分かったので、スカートおよび床下の競合部分を削り、 乗務員室と客室のパーテションについては、車体へのはめ込みからライトユニットカバーへの直付けとした。
フジサンキャラはミラクルデカールによる自作で再現。
前照灯のプリズムにクリアオレンジを薄く塗って電球色LEDのような光色を再現。
「フジサン特急」の前面表示はBトレRSEの限定付録TRAINS特製フジサン特急シールを使用。


―完成状態サンプル―


クモロ8051


サロ8101


クモロ8001

topへ戻る
inserted by FC2 system