[Index]  ⇒  [Development]  ⇒  [東急電鉄 1000系 1010F+1011F]

東急電鉄 1000系 1010F+1011F
東急電鉄 1000系 1010F+1011F
改造種車
グリーンマックス製 東急1000系東横線/池上・多摩川線 各種キット
実車概要
東急1000系は9000系をベースとした18m級車両で、7000,7200系の置き換え用として1988年に登場。
1010F〜1013Fの4編成は通称1000N系と呼ばれ、東横・目蒲線の共用車として4両編成で製造された。
これらは東横線では2編成連結しての運用となるため、中間に入る先頭車は貫通路が中央に設置されており、編成の両端で顔が異なる。
2003年に編成組替により、1010Fと1011Fは固定8両の1010Fとなった。
2008年に運用離脱、廃車となっており、当該編成は現存しない。

―概要―


東横線が欲しくて製品化直後に基本+増結を購入したのですが
購入後に1000N系の存在を知り、そのマニアックさに惹かれて製作を決意。
いつぞやのJNMAで中間先頭化パーツを購入し、後は種車のバルクを揃えるだけだったのですが
いつまでたってもバルクが入手できないまま時は過ぎ、ついに1000N系自体が製品化。
仕方がないので、池上・多摩川線仕様を追加購入。
1000N製品化前の全ラインナップを駆使して1000N系を作ることになりました。

なお、GMのライトON/OFF切替が車両を分解しないと操作できないという
大変残念な仕様だったので、車体外部からスイッチ操作ができるギミックを付けてみました。


―開発方針―

・貫通路が中央に設置された中間先頭車の再現。
・8両固定化後の姿を再現できるよう、中間車を別途作成。
・外部操作によるライトON/OFF切替機能を中間先頭車に実装。


―製作手法―

画像をクリックすると別ウインドウにて拡大表示します。

中間先頭車は、製品の先頭車とトレジャータウン製の1000N系前面パーツとの合造。
前面窓ガラスはGMのバルク品を、ワイパーはBONA製を採用。
デハ1310のIRアンテナは0.4o真鍮線から作成。
使用した塗装は以下の通り。
車体:GM#8銀色
窓周り:GM#10黒色
帯:Mrカラー#C-103キャラクターレッド
何故か製品はパンタグラフ向かって左側の母線が足りないので、0.4o真鍮線で母線を増設。
既存のモールドとの一体化した配管止めは、BONAの配管止めセットを使用。
左右で形状の異なるヒューズを再現するため、向かって右側のヒューズは左右を削ぎ落としてスリム化。
(画像右は比較対象の加工前)
実物を参考にVVVFインバータ装置の設置個所を移設。
(画像上は比較対象の加工前)。
8両固定化の際に組み込まれたデハ1362、サハ1051の2両は、いずれもパンタグラフ設置準備工事が施されていたので、 配管モールドを削ったパンタ台座付き屋根と、パンタ配管無し車体との組み合わせで再現。
サハ1051の菊名方妻面のIRアンテナはデハ1310同様に0.4mm真鍮線で再現。
サハ1051(画像上)は電装解除されたスカスカの床下を再現するため、クハの床下パーツを取り付け。
デハ1362(画像下)はSIVが撤去されたので、パンタ無し中間電動車用の床下パーツからSIVに該当するモールドを取っ払ったものを取り付け。
外部操作によるライトON/OFF機能の実装は、連結器との干渉を避けるため、車体両側面にスライドスイッチを設ける方式を採用。
床板はスイッチをスライドさせるための溝および、ライトユニットが所定位置から逸脱しないためのガイドを設置。
ガイドはプラ材を格子状に組んで作成。
製品のライトON/OFFスイッチに外部操作用のスライドを設置。
また、スイッチのON/OFF時でライトユニットの接地に段差が出来ないように、集電板のスロープを設置。
ライトON/OFFスイッチのスライド時にライトユニットのスプリングが引き摺られないように、ライトユニットの脚に銅板を貼り付け。
合わせて、ヘッドライト用のLEDをオレンジから電球色に換装。
ライトON/OFFスイッチの外部操作機構の外観。
連結器はカプラーポケットで車体マウント化させたSHNKYOカプラーを採用。


―完成状態サンプル―


デハ1311


デハ1361


デハ1211


デハ1362


サハ1051


クハ1011


ライトON/OFFスイッチの操作(左:ON 右:OFF)

topへ戻る
inserted by FC2 system